「ボーナス」。公務員や一般企業社員への「冬の賞与支給日」にあたる2019年12月10日、この語句がツイッターのトレンドワード1位に踊り出た。しかしキーワード検索の欄にボーナスと入力すると、サジェスト機能で「ない」の文字が出てくる。ボーナス支給を喜ぶ声は多いが、もらえないことを嘆く悲しみのツイートも決して少なくないようだ。
「世はボーナス日らしいけど私には関係ない」
「一生縁のないもののひとつ、ボーナス...」
「働き始めてからボーナスなんて貰ったことない」
もらえたとしても7割強が貯金に回す
今年、冬のボーナスを受け取れる人はどの程度いるのか。JTB(東京都品川区)が12月9日に公表した「ボーナスと旅行」に関する調査結果が一つの指標となりそうだ。全国の20代~60代男女1000人に「今年の冬のボーナスについて」質問したところ、「もらえると思う/もらえる」は41.2%、「もらえないと思う/もらえない」は58.8%だった。「悲観的」な人の方が多いとわかる。
もしボーナスをもらえたとしても、その使い道は「貯金」と回答した人が最も多く(73.7%)、次いで「買い物(45.6%)」、「旅行(38.7%)」。年代別にみると20代~30代は8割超が「貯金」すると答えており、若い世代の慎重な姿勢が読み取れる。
90万もらっても手元に残る額は...
また、ボーナスを受け取れても「文句なし」とはいかない人も。税務上、賞与は「給与所得」として扱われるため、所得税をはじめ社会保険料などが差し引かれる。控除後の手取り額に不満を隠せないツイッターユーザーからはこんな声が上がっていた。
「ボーナス10万ぐらい控除されてんの意味不明なんだが」
「ボーナス90万貰ったのに手取り30万しか残らんかった」
「ボーナス入ったけど税金で10万くらい引かれてて虚無感半端ない」