アートネイチャーが、同社初の男性向け育毛専用サロンを東京・銀座にオープンし、頭皮ケアの大切さや快適さを知ってほしいと、特別な体験コースを設けるなどキャンペーンを行っている。
サロンは「LABOMO(ラボモ)銀座」。LABOMOは、Laboratory(ラボラトリー=研究所)のLabo(ラボ)と「毛髪」の「モ」を取り出してつなげた造語だ。同名のヘアケア製品があり、それと同じ名前にして育毛イメージを前面に立てた。同時に、アートネイチャーの毛髪研究のノウハウを注ぎ込んだという思いを託したものだ。
2019年10月、中央通りとみゆき通りが交わる一角にあるビル内にオープン。観光客や買い物客らで賑わう街中にあるとは思えないほど静かな隠れ家的スペースで、記者が体験コースを体験取材した。
皮脂を除去する頭皮ケアを徹底
個室に案内され、ゆったりしたイスに落ち着くとまず「頭皮チェック」が行われた。スタッフがマイクロスコープを頭に当てスキャンする画像をタブレット端末で確認する。皮脂が詰まってすぼまっている毛穴があることがわかる。一つの毛穴から2、3本の毛髪が見えるものもあるが、すぼまっているところからは1本しかない。こうした毛穴詰まりを放っておくとヘアロスを招くこともあるという。
サロンでのスペシャルケアで頭皮をリラックスした状態にすれば抜け毛の防止効果が期待できそうだ。
いよいよ施術。初めての体験だけに緊張気味だ。そんな状態を優しくほぐすようにプレマッサージから始まる。頭から首にかけてリンパの流れを促し、筋肉の緊張を解いてくれる。そして、濃密な「炭酸泡」を使ったクレンジングで毛穴の皮脂や汚れを落とす。続いて3分間のスチーミングで頭皮を柔軟にして毛穴を開くようにし、内部の皮脂が出やすいようにする。
次のステップからがメインのようだ。シリコンブラシを使ったマッサージシャンプー。電動の大型シリコンブラシを両手にスタッフが、毛穴の奥の皮脂汚れをかきだすようにマッサージを施す。ダブルのマシンによる3D振動が心地よい。
炭酸、LEDを使った最先端サポート
シリコンブラシのマッサージで頭皮の表面に浮き出た老廃物や汚れをシャンプーで洗浄。次いでコンディショナーで仕上げ...と思ったら、これは最初のラウンドの締めだった。
新たなラウンドに入ってまず行われるのは「ピーリング」。超音波洗浄機を使い、まだ残る皮脂や汚れを乳化して水に溶けやすいようにするものだ。その後に、再び炭酸を使い、今度は「温水浴」。炭酸温水を10分間ほど頭皮全体に浴びる。炭酸によるヘアケアは近年、注目が高まっており、美容院などのヘッドスパでも行われているほか、自宅で炭酸シャンプーを使う人が増えているという。その泡が頭皮の細かいところに入り洗浄効果が期待できるとされる。
しばらく炭酸温水浴を過ごしたあとは、2度目のシャンプーアンドコンディショナー。そして、赤色LEDなどを使った頭皮サポート、植物由来の有効成分が配合された育毛剤の塗布と続く。赤色LEDは発毛効果に関する研究が進んでおり、毛髪の最先端治療にも使われている。
そして仕上げのプロセスに、首から肩にかけて、もう一度、リンパと筋肉のマッサージで血行を促進。最後にスタイリングをしてもらって終了だ。
初回限定1万円で
かつらや増毛で知られるアートネイチャーだが、育毛・養毛も創業以来の事業の柱の一つであり、会社としての「真の姿」は、総合毛髪企業。近年、「まずは髪の毛を育てたい」という要望が高まっており、それに応えて専用サロン「LABOMO銀座」をオープンした。
同サロンでは、長年培ってきたプロの育毛技術をまずは試してもらいたいと「スカルプヘッドスパ体験コース」を設けている。初回限定で「育毛コース2回分+ホームケア商品セット」を1万円(税別)で体験できる。申し込み・問い合わせは、専用フリーダイヤル(0120-16-2323)または、サロンのホームページで。