コンビニおでん、「購入額シェア」ピークは冬場じゃない 大手3社購買行動をレシート130万枚から分析

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ファミチキ、クリスマスパーティで一役

   コンビニの主力商品といえる「おでん」と「揚げ物」にフォーカスし、全体のレシート購入金額に占めるシェアをみると、どうなるか。

   まず「おでん」。各社平均割合はセブンイレブン0.7%、ファミリーマート0.2%、ローソン0.1%で、季節商品のため他商品よりも割合は小さい。ただ「店頭に並び始める8月~10月に各社テレビCMやキャンペーンなどを投下し、それに伴い各社の購入金額も上昇していることがわかる」と発表資料にある通り、セブン-イレブンでは9月(18年は3.3%、19年は3.2%)に跳ね上がり、他の月より高い数値となっている。ピークの数値は、ファミリーマートでは「18年10月の0.6%」、ローソンは「19年8月の0.3%」だった。

   続いで「揚げ物」は、セブンイレブン2.9%、ファミリーマート3.3%、ローソン3.5%となった。各社購入金額のピークは、セブン-イレブンが4月(4.7%)、ファミリーマートは3月(5.9%)、ローソンは8月(6.0%)。最も大きな伸びを見せているローソンは「dポイントカード会員先着60万人にLチキが1個無料でもらえるキャンペーン」が実施されていた影響が考えられるそうだ。なお、ファミリーマートは12月にも伸びがあった(5.1%)。主力のファミチキなどの商品が、クリスマスパーティを盛り上げるフードメニューとして選ばれていたことが予想される。

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