こってりラーメンの「山岡家」 人気なのに都心だけ「ポッカリ空白」のなぜ

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「長い時間がかかってしまうかもしれないが...」

   なぜ、こうした立地になったのか。取材に答えた丸千代山岡家の広報担当者は、

「外回りのサラリーマンやトラックドライバーが気軽に来られる店を作っていきたいというところもあり、交通量が多い幹線道路沿いや比較的敷地が大きい場所に出店している」

と、山岡家の出店条件を説明。首都圏では神奈川県~埼玉県~千葉県を円状に結ぶ「国道16号」沿いのエリアが条件に合致していたことから、結果的に都心を包囲するような店舗網が出来上がったと話す。

   一方で、広い敷地が確保できない都心部は、同社の出店条件からは外れる。過去には新宿・歌舞伎町、池袋、高田馬場といったエリアに店舗を構えていた時期もあったというが、

「当社のラーメンは麺が太く、茹で時間を要するため、ご注文いただいてからご提供するまで最低でも10分くらいかかる。ビジネスマンが多い都内では『短時間で済ませたい』というニーズがつかみ切れなかった」

と、撤退していたことを明かした。

   今後、都心へ再進出する予定はあるのか。担当者は「コストと場所のバランスを考えると、現状では国道16号の内側に入っていくのは難しい」とした一方で、

「長い時間がかかってしまうかもしれないが、会社としてはいずれ都心にも出店したい」

と、将来的なビジョンを語った。

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