毛髪関連商品や増毛・育毛サービスを手掛けるアートネイチャー(本社:東京)は、女性向けウィッグ「新・さらら」を2019年10月1日に既製品ウイッグショップ「ジュリア・オージェ」で発売した。
18年10月に発売したウィッグ「さらら」の後継品で、自毛や肌へのフィット感を改善し、サイズやカラーを追加した。発売から1か月で消費者から好感触を得ているようだ。
既にウィッグ持っている60~70代がリピート購入
「さらら」は頭部に直接触れるベースネットの素材に和紙を原料とする糸を初採用したウィッグ。ジュリア・オージェ営業部長の大上満保子さんによれば「優しい肌触り」が好評だという。
「新・さらら」では、新たに3層構造の「グラデーション縫製」を前髪の部分に施したことで、自毛や肌により柔らかく、しなやかにフィットするようになった。また、これまでは「部分ウィッグ」のみの販売だったが、頭部全体を覆う「オールタイプ」のウィッグを追加。消費者の要望が高かったダーク系と白髪になじむグレイッシュカラーを新色に加え、ウィッグサイズも大小の2サイズを新たに展開している。
大上営業部長は、「カラーやサイズといったバリエーションが「さらら」と比べ広がったことで、発売から1か月経った消費者の評価は「上々」」だと説明。さらに、「ウィッグをご購入される中心層は、60~70代の方々で既にウィッグを所有されている方も多くいらっしゃいます。理想のヘアスタイルの実現とともに、今以上のしなやかなつけ心地やフィット感を求めて、特に素材の良いものを選ばれています」とのこと。
「新・さらら」の価格は、部分ウィッグが17万円~29万円。オールウィッグが28万円~30万円。購入後1年間、無料でセットの直しやスタイル変更などに使えるメンテナンスチケット(12回分)が利用できる。