昼間から居酒屋で大激闘 企業アカウント対抗ミニ四駆大会「つぼ八カップ」

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

「とにかく完走率を高めた」マシンが総合優勝

   決勝は石川・金沢の温泉旅館「川端の湯宿滝亭(以下、滝亭)」、老舗画材店・文房堂(東京都千代田区)、スマートフォン向けゲームアプリアカウント「ミニ四駆超速グランプリ【公式】」の3人で競った。参加者が固唾を飲んで見守るなかスタートしたレースは、開始間もなく「ミニ四駆超速グランプリ【公式】」のマシンがブレーキの効きすぎで詰まってしまい、滝亭と文房堂の一騎打ちに。両者ともコースアウトせず最後まで走り抜けたが、スピードで勝った滝亭に軍配が上がった。

   本大会ではレース部門だけでなく、マシンの見た目やアイデアを競う「コンクールデレガンス(以下、コンデレ)」も行われた。優勝はディスカウント店大手のドン・キホーテのマシン「驚安☽ドンペン号」。同社担当者によると、見どころは運転席に鎮座するマスコットキャラクターの「ドンペン」だ。

「このドンペンがきちんとはまるかどうかを最も重視してマシンを選びました。会心のはまり具合に満足しています! ツイッターで写真を投稿したところフォロワーにも好評で、『ほしい』という声をいくつか頂戴しているので、いつかタミヤと連携してドンペンモデルのミニ四駆を形にできたらいいなと考えています(笑)」

   レースとコンデレ2種目の合計得点によって「総合優勝者」に輝いたのは滝亭だ。マシンはフルカウルミニ四駆シリーズの「シャイニングスコーピオン」で、旅館を象徴する「敷地内を流れる滝」を表現したという。優勝直後の担当者を直撃すると、にこにこしながら喜びの胸中を明かしてくれた。

「ミニ四駆漫画『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』世代で、子どもの頃父親に手伝ってもらってミニ四駆を組んで遊んでいました。ただここまで本格的に改造したのは初めて。とにかく完走率を高めようと、マシンを重くしたり、後輪のタイヤを飛びにくいものにしたり、重心が中心に来るようにしたり、色々と工夫を凝らしました。優勝できて感無量です」
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