まきとガス、沸かし方で湯は変わる?
約2時間半のイベントの中で、まきを使って風呂をたく銭湯には欠かせない釜のトークが交わされた。川瀬鉄工所(横浜市)代表取締役・川瀬純一氏によると、釜とは内側の「釜」と外側の「サヤ」で構成されており、その間に水が通る管があるという。7~10年ほどで内側の釜が腐食などで劣化するため、内側だけを取り替える工事が多い。
ただ、内側だけでも重さは1トン半あるため、作業には大変な苦労が伴う。MCが「ガスで沸かす釜もありますが、『まきでたく釜が使えなくなったら廃業する』とこだわりをもって営業している銭湯も多いようです」と紹介すると、ヤマザキさんが川瀬さんらにこんな質問を投げかけた。
「まきで沸かした湯とガスで沸かした湯って、何かが画期的に違いますか?」
すると川瀬氏は「ぼくはあまり(違いを)感じないですね...」と苦笑混じりにぽつり。今井さんがすかさず「ぼくはやっぱり、まきで沸かした湯はやわらかいんじゃないかなと思いますよ!(笑)」とフォローを入れたが、ヤマザキさんが引き出した川瀬さんの一言に、会場は一瞬にして沸き返っていた。