JR東日本は、2019年11月16日に山手線、京浜東北線の一部区間で運休する。東京・港区で2020年春に暫定開業予定の、高輪ゲートウェイ駅の関連工事のためだ。
JRでは16日16時頃まで移動が難しくなる区間がある。振替輸送の対象となる他社路線の活用を頭にいれておきたい。
他社路線の利用が重要に
山手線は16日の始発から16時頃まで大崎駅~品川駅~東京駅~上野駅までの区間で運休し、通常区間では内回り、外回りともに大崎駅、上野駅でそれぞれ折り返し運転を行う。 京浜東北線は16日の始発から終電まで品川駅と隣の田町駅の間で運休し、横浜方面から来る列車は品川駅で、大宮方面から来る列車は田町駅でそれぞれ折り返し運転となる。また、16日15時頃~15時20分頃に、作業のため田町駅~東十条駅間で一時運転を見合わせる。
山手線は東側部分の品川駅~田端駅間で京浜東北線と同じ区間を走り、同じ駅に停車している。このため、16日16時頃までの山手線運休時に田町駅~上野駅間の各駅(浜松町駅、新橋駅、有楽町駅、東京駅、神田駅、秋葉原駅、御徒町駅)を利用する場合は、運転を見合わせる一部時間帯を除き京浜東北線に乗ればよい。それ以降は京浜東北線品川駅~田町駅間が引き続き運休となるが、全線で運転を再開する山手線を使うと移動できる。
一方で、山手線の大崎駅~品川駅間と、山手線・京浜東北線の品川駅~田町駅間は16日16時頃までJR線での移動手段が難しくなる。ここで、カギになるのが他社路線の使い方だ。
都営地下鉄浅草線は山手線大崎駅の隣にある五反田駅を経由し、途中の三田駅から新橋駅までの区間は山手線や京浜東北線と沿うように走っている。五反田駅から2つ目の泉岳寺駅では、接続する京急線の列車に乗り換えることで、品川やその先の羽田空港、横浜方面へとアクセスできる。五反田駅から3つ目の三田駅は田町駅の目と鼻の先にあり、京浜東北線への乗り換えも容易だ。
また、りんかい線は京浜東北線が通る大井町駅と山手線が通る大崎駅を経由するため、京浜東北線の大井町駅以南と山手線の西側を行き来する場合に便利になる。