東京・渋谷に巨大な「のど」が現れた!
「カンロ飴(あめ)」や「ピュレグミ」で知られるカンロ(東京都新宿区)が2019年11月15日~16日に開催するイベント「渋谷でのど直感インパクト!」による演出用オブジェだ。大きな口が開いており、正面にはモニターがついている。同社が販売しているのど飴「ドクタープラスのど直感すっきり飴/じんわり飴」にちなんだ企画で、ドクタープラスを食べ、「すっきり感/じんわり感」がインパクトを保ちながらのどに直接届く様子を、全身で味わえるという。
マンガイラストの主人公が自分の顔に
カンロが「11(いい)/1(ひと)/5(こえ)」にちなんで「のど飴の日」に制定した11月15日、記者は会場の渋谷モディに足を運んだ。屈まなければカメラに収まりきらないほど大きな、のどオブジェの前に立つと、同社マーケティング本部の担当者から「『のど直感』体験をしませんか」と声をかけられた。なんと体験者1号だという。
唇のアーチを恐る恐るくぐり抜け、口の中に入ると正面モニターに劇画と少女マンガを思わせるイラストが1枚ずつ表示された(写真2)。主人公が「ドクタープラスのど直感すっきり飴/じんわり飴」を食べて「すっきり感・じんわり感」に驚き、感動する様子を表しているものだ。
好きな方をスタッフに伝え、床に描かれた「ドクタープラスのど直感すっきり飴」の絵の上に立てば、正面に設置されているカメラが自動撮影してくれる。モニター上では自分の顔が、マンガの台詞を装飾して画像を作成する「マンガジェネレーター」によりイラスト内最終コマの主人公の顔に変換される。それがオリジナルの「のど直感顔写真」となり、デジタル画像をQRコードを読み取ってスマートフォンなどに取り込める。出来上がりイメージは写真4の通りだ。記者は劇画風イラストを選択し、「3、2、1」のカウントダウン後に思いきり口を開いて、主人公の表情をまねてみた。
会心の一枚が仕上がった予感に満足していたそのとき。突如ゴーッという音と共に、ひんやりとした白いモヤがジェット噴射された。視界が完全に閉ざされ、記者は思わず呆然。シャッターが切られ、ほっとしたタイミングで何かの"仕掛け"が発動したようだ。間もなく視界が晴れると、担当者に「全身で『のど直感』を楽しんでもらえましたか?」と笑いかけられた。
「来場者に『ドクタープラス』を食べた時の『のど直感』顔を収めてもらうのと同時に、そのすっきり感やじんわり感を、驚きをもって体験してもらう方法はないかと、あれこれ試行錯誤して形にしました」
記者の後に体験をした人たちも、ジェット噴射のトリックに驚いて声を上げ、「のど直感」の衝撃を楽しんでいた。