記念日数トップの日は「読み方」に注目
なぜ11月11日は記念日が多いのだろうか。
J-CASTトレンドが日本記念日協会の担当者に取材すると、
「11月11日は数字の『1』が4つ並んでいる。そのため、棒状で細長い商品を『1』に見立てて記念日に制定するケースが多い」
のだという。
回答を受けて、改めて各記念日の制定理由を調べてみる。確かに「ポッキー&プリッツの日」の他にも、串カツの串が4つ並んでいるように見えることにちなんだ「串カツ田中の日」や、ベースギターの弦が4本であることを受けた「ベースの日」など、数字の「1」を棒や線ととらえた記念日が数多くあった。
だが、これほどの記念日があるにもかかわらず、その数は1年のうち「8月8日」に並び2位だ。
11月11日を上回りトップに立つ日は、52の記念日が認定された10月10日だ。その理由を担当者は、
「『ジュ―』『トウ』『テン』など色々な呼び方があり、語呂合わせがしやすい」
と説明する。実際に調べると、「ジュージュー」という焼き音にちなんだ「お好み焼の日」、数字の「1010」を「セントウ」と読んだ「銭湯の日」などがヒット。「見た目」由来が多い11月11日とは異なり、「読み方」にちなんだ記念日の存在が目立っていた。