東京・港区の「アクアシティお台場」が一足早くクリスマスムードに包まれた。ドイツの老舗ぬいぐるみブランド「シュタイフ」のテディベア約100体と、約5000もの電球で装飾された「シュタイフテディベアツリー」の点灯式が2019年11月7日に行われた。
ゲストとして招かれたのは、ドイツにゆかりをもつモデルのトラウデン直美さんと、サッカー元日本代表で、ヴィッセル神戸所属の酒井高徳選手。高さ約6メートルのきらびやかなツリーをバックに、ドイツやクリスマスにまつわるさまざまなエピソードを披露した。
酒井高徳選手「我慢できなくて、1日で...」
点灯セレモニーでは、ドイツ語で「3(ドライ)、2(ツヴァイ)、1(アインス)」とカウントダウンした後、トラウデンさんや酒井さんら登壇者が点灯ボタンをオン。電球が一斉に点き、ツリーがゴールドの光をまとうと会場からは歓声が上がった。
ゲストのトラウデンさんはドイツ人の父と日本人の母を、酒井選手は日本人の父とドイツ人の母を親に持つ。司会を務めたラジオDJのサッシャさんから「ドイツのクリスマスの思い出」を尋ねられると、ドイツで8年の選手生活を送った酒井選手はクリスマスシーズンに催される伝統的なイベント「クリスマスマーケット」を挙げ、
「毎年遊びに出かけておいしいものを食べ、『グリューワイン』というホットワインを飲むことが楽しみでした。大きい広場はもちろんですが、小さい町でやっているクリスマスマーケットにもそこにしかない売り物があるので、どこに行ってもそれぞれ違う魅力を味わえますね」
と話した。また、クリスマスまでの日数を数えるために使われる「アドベントカレンダー」にまつわる笑い話として、「1日ごとにチョコレートがカレンダーに入っているので、それを毎日1つずつ取り出して食べるのですが...大体我慢できなくて、1日で全部食べちゃってました(笑)」と明かしていた。
トラウデンさんは「ドイツ料理のおすすめ」について聞かれ、「ガチョウやカモのお腹の中にリンゴを詰めて丸焼きにしたものですね。日本では手に入れるのが大変みたいで...(笑) 料理好きの父が町中を駆け回って探して作ってくれていました」と、クリスマスの時期に家族で楽しんだ伝統料理を紹介していた。