プロ野球日本シリーズは、セ・リーグ覇者の読売ジャイアンツ、パ・リーグ2位からクライマックスシリーズを制した福岡ソフトバンクホークスの顔合わせで2019年10月19日に開幕した。初戦を目前に控えた10月17日、東京・港区の三井住友銀行汐留出張所で、三井住友銀行(SMBC)が「『日本シリーズ・e日本シリーズ』W協賛記念日本シリーズ前哨戦」記者発表会を行った。
イベントにはプロ野球・東京ヤクルトスワローズの山田哲人選手や、お笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」の寺門ジモンさん、肥後克広さん、上島竜兵さんが登場。野球ゲーム「実況パワフルプロ野球」内で、山田選手と上島さんによるバーチャル始球式が行われた後、4人のプロゲームプレイヤーが熱い試合を繰り広げた。
「プロを目指すきっかけになったのもパワプロ」
山田選手とダチョウ倶楽部の4人が会場に現れると、話題はまず日本シリーズの優勝予想に。「短期決戦なので投手がカギを握るのでは」と分析した山田選手は、「個人的にはセ・リーグなのでジャイアンツに頑張ってもらいたい」とエールを送った。同じく肥後さんも、「所属する太田プロダクションの副社長がファンだから」という理由で巨人を推したが、一方の上島さんは「リーグ2位から勝ち上がった、勢いがあるソフトバンク」と予想。
バーチャル始球式では、山田選手と上島さんが「実況パワフルプロ野球」内のキャラクターを介して対戦した。上島さんは、今回のために特別に作られた上島さんそっくりの投手を使ってピッチング。投げる前に帽子を「クルリンパ」と回し、相手の動揺を誘う「クルリンパ投法」を放ったが、山田選手は余裕の表情でバックスクリーンにホームランを叩き込んだ。「これ始球式だよ、大人げないよ~」と嘆く上島さんに、山田選手は帽子を脱いでぺこり。「気持ちよかった」と会心の笑みを見せた。
始球式後、日本シリーズの前哨戦として「eBASEBALL プロリーグ」の巨人とソフトバンクが対決、4イニングで勝敗を競った。ダチョウ倶楽部の3人は、必死にモニターとにらみ合うプロゲーマーたちの背後から「頼むよ~、打ってよ~」とプレッシャーをかけたり、ホームランやヒットが出た際には喜びを分かち合ったりと、会場を巻き込んで大盛り上がり。小学生の頃からパワプロで遊び、「プロを目指すきっかけになったのもパワプロ」という山田選手は「見ているだけの方が緊張します」と真剣な眼差しを注いでいた。
結果は3対1でソフトバンクの勝利。同チームのプロゲーマーたちは、上島さんやSMBCのキャラクターの「ミドすけ」から賞状や賞品を手渡され、晴れやかな笑顔を浮かべていた。