インターバル速歩後30分以内に乳製品摂取で筋力増 生活習慣病予防に期待

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運動後にコップ1杯の牛乳を

   インターバル速歩は乳製品により効果を増す。インターバル速歩を6か月以上継続している中高年を対象に、(1)インターバル速歩のみ、(2)インターバル速歩後、30分以内にチーズ(18グラム)か、ヨーグルト(80グラム)摂取、(3) インターバル速歩後、30分以内にチーズ(18グラム)と、ヨーグルト(80グラム×2)摂取、の3群に分け、その後5か月間インターバル速歩トレーニングを実施した結果、平均で(3)は筋力が8%増加したが、(1)は増加せず、(2)は微増だった。増木教授は、

「インターバル速歩後に乳製品を摂取すると筋力が増加します。これにより、生活習慣病やがんなどの発症や進行に関わる『慢性炎症』の抑制にもつながるのです。トレーニング後に魚や肉を食べるのは難しいかもしれませんが、乳製品であれば手ごろで手に入れやすく、調理も不要なので、ぜひトレーニングと併用していただきたい」

と説明した。なお摂取する乳製品は牛乳でも代用可能で、インターバル速歩後に300ミリリットル程度飲むのがよい。

   内閣府の「平成29年版高齢社会白書(概要版)」によると、2025年には 65歳以上の高齢者の約5人に1人が認知症になるという推計がある。Jミルクは発表資料で「60歳以上の男女8割が排尿障害を患う」とし、

「これらの症状は生活習慣病に起因しているといっても過言ではない。生活習慣病を予防し、健康寿命の延伸やクオリティーオブライフ向上のために、適切な体力作りを行うことが必要不可欠」

としている。そこで本セミナーを通じ、生活習慣病を予防するための体力作りの方法や効率の良い乳製品摂取タイミングについて広く周知する目的があった。

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