パナソニックは、京都の手作り茶筒の老舗「開化堂」とコラボレーションしたワイヤレススピーカー「響筒(きょうづつ) SC-KKL01」を、2019年11月8日に開化堂で100台限定発売するのに先だち、10月5日から30台限定で先行予約の受付を始めた。
蓋を開けると音が立ち上がり、閉じると上品にフェードアウト
2015年から実施している、パナソニックの家電デザイナーが京都の伝統工芸の継承者とともに日本の感性とモノづくりの原点を探り、未来の豊かな暮らしを実現する新たな家電を研究・共創するプロジェクト「Kyoto KADEN Lab.(京都家電ラボ)」初の商品化だ。
高い密封性を生かす設計を採用した。蓋の開閉と音のオン・オフが連動。蓋を開けるとまるで茶葉の香りが広がるように音が立ち上がり、蓋を閉じる際は重力に従ってゆっくりと落ちて、音が上品にフェードアウトする。
本モデルのためにつくったオリジナル音源を収録。電源を入れ、初めて蓋を開けた瞬間から音楽を楽しめるオルゴールのような機能を備える。「Bluetoothモード」に切り替えれば、対応機器とのワイヤレス再生も可能だ。AAC/SBCコーデック、A2DP/AVRCPプロファイルに対応する。
独自開発のDSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)を内蔵し、低音から高音まで広帯域において自然で優しく聴きやすい音を実現。低域を強化するバスレフポートに加え、上部のディフューザーが音の広がりを生み出す。
外装の真鍮素材は滑らかな触感に加え、経年変化により、触れれば触れるほど色合いや光沢が増すという。また底面には本革を採用。風合いの変化も楽しめる。
電源は容量750mAhバッテリーを内蔵。付属の充電台に置くだけの非接触給電方式を採用する。
価格は30万円(税別)。