海洋プラスチックによる環境汚染への対策として、飲食店でのプラスチックストロー廃止の動きが広まっていくなかで、「マイストロー」を目にする機会が増えている。専用のブラシなどを使って洗浄し、繰り返し使うストローで、木や金属でできているものが多い。だが、ツイッターを見てみると、外出先で洗う手間や衛生面での不安から、マイストロー導入に踏み切れない人もいるようだ。
キッチン用品ブランド「エジソンスタイル」が2019年9月下旬に発売した「ジッパーストロー」は、ストローを開いて内側を洗浄できる。
半年使ってトラブルなし、廃棄の際は可燃ごみに
「ジッパーストロー」は柔らかいシリコン素材のストローで、縦に切れ目が入っている。上部から指を入れると開くことができ、スポンジで簡単に洗える。切れ目の部分には凹凸が付いているので、指で押さえてストローの形状に戻し、繰り返し使用できる。
耐熱温度は200度で、熱湯での煮沸消毒も可能だ。
ブランドを展開するケイジェイシー(東京都品川区)のマーケティング担当者は取材に対し、同社の社員が半年間使用しているが、ストローの形状に戻りにくくなるといったトラブルはなく、問題なく使えていると話した。
長さは22センチだが、はさみで好みの長さにカットでき、小さなグラスやマイボトルの高さにも合わせられるという。
なお、廃棄の際は、可燃ごみとして処分できる。
価格は640円(税別)。公式オンラインショップでは、10月中に販売開始予定だ。