2019年10月1日、消費税率が8%から10%へと引き上げられた。増税直前は駆け込み需要が高まり、各地のスーパーなどでは日用品を買い求める消費者の姿が多く見られた。
ただ、酒類を除く飲食料品と定期購読の新聞の税率を8%に据え置く「軽減税率制度」導入や、クレジットカードや電子マネーなどキャッシュレスで支払うとポイント還元を受けるサービスも同時に始まっている。そのためか、蓋を開けるとツイッターには、キャッシュレスで購入したらむしろ増税後の方が安かったという驚きの投稿がある。ツイッターで、増税初日の「ネットの声」に注目してみた。
軽減税率対象外のたばこも増税前より安く
「Eizoのディスプレイを増税前に買うか悩んでいた。10月になった途端7%も安くなった。買わなくてよかったっぽい」 「生協キャッシュバックで5%とキャッシュレス還元5%で計10%ポイントで還元されるから増税後の方が買い物安いじゃん、待ってよかった」 「増税前に広辞苑と大辞林買おうかと血迷ったけど買わなくてよかった。増税後に買った方がお得だった」
「増税後まで買い物を待ってよかった」という趣旨のツイートの一例だ。また、軽減税率の対象にならない「たばこ」についても、
「セブンでauPAYキャンペーンやってて、たばことお弁当とジュース買ったら2%引きで230円引きの上にポイント168ポイントと後日付くポイント1960ポイントゲット」 「アプリとキャッシュレス還元併用すればタバコ昨日より安いことに気づいたので買った」
と、サービスを利用すれば増税前より安かった、得したと投稿しているユーザーがいた。
とはいえ一方では、やはり増税前に買っておくべき物があったと後悔している人も。「ガソリン明日でいいやとか昨日思って入れようと思ったら3円値上がりしてて、昨日の時点でさらに3円上がってたから6円の値上がりだあぁぁああ 増税でだよね!?あぁあ昨日入れればあぁあ」、「増税前に半年分の定期買えばよかった」などの嘆きツイートがある。
なお、キャッシュレス還元は2020年6月末までの期間限定だ。「つまり6月からが地獄の始まりなの?」と、今からサービス終了後を不安視する投稿もあった。