アウトドアブランドの「LOGOS」を展開するロゴスコーポレーション(大阪市)が運営する、総合アウトドアレジャー施設「LOGOS LAND(以下、ロゴスランド)」。第1期オープンは2018年6月30日で、その1年後にあたる19年6月29日に宿泊施設やBBQエリアを拡大した。
京都府城陽市総合運動公園レクリエーションゾーンをリニューアルして生まれた場所で、施設総面積は東京ドームの約2個分と、かなり広々としている。記者は9月20日、ロゴスランドに赴き、実際に宿泊してみた。
「キャンプデビューのきっかけに」
まず訪れたのは、3か月前にできたばかりの宿泊施設「アイリスイン城陽」。6~16人で泊まれる「キャンプサイト2テントタイプ」に足を踏み入れた瞬間、思わず声をあげてしまった。部屋の左右に設置された大きなテントに、中央部のソファセット、ゆったりとしたハンモック、ところどころに置かれたランタン。まさにキャンプ場のイメージだ。寝具はベッドでなくシュラフで、室内にいながらにしてアウトドア感を味わえる。
記者が宿泊したのは2~5人用の「タープタイプ(テラス付き)」。テラスがついており、予約をすればプライベートBBQを楽しめる。室内にはアウトドアグッズが展示されていたり、ミニテントの中に金庫が置かれていたりと、利用者を楽しませる趣向が凝らされていた。
鈴虫の鳴き声を遠くに聞きながら眠りにつき、翌朝はロゴスランド内のもう一つの宿泊施設「プラムイン城陽」1階のロゴスファミリーレストランでモーニングビュッフェをいただいた。キャンプでは起床後に水汲みや火起こしから始めなければならないケースもあるので、何の準備もなく豊富なメニューから食べたい物を選べるのはありがたい。
記者を案内してくれたロゴスコーポレーション直営事業部の川岸雄吾さんは、ロゴスランドを「キャンプデビューのきっかけにしてほしい」と語る。
「キャンプをするうえでは、『天気が崩れたらどうしよう』、『虫が出たら嫌だな』など、色々な不安要素があると思います。ロゴスランドは室内で気軽にキャンプの疑似体験ができますので、まずはアウトドアの楽しさを味わってもらいたいです」
親子連れに嬉しい遊具も充実
ロゴスランドには、宿泊以外にも利用できる施設が多くある。アイリスイン城陽とプラムイン城陽の間に位置する「LOGOS BBQスタジアム」では、ロゴスのアウトドアグッズを使って屋外BBQを楽しめる。BBQスペースは全26区画で、1区画あたり最大8人までゆったり座れる。食材の持ち込みはもちろん、予約すれば手ぶらでも利用可能だ。天候が不安な場合はプラムイン城陽3階の屋根つきスペース「BBQテラス」がある。
BBQや宿泊を通じ、購入したいアウトドアグッズが出てきた場合は「アイリスイン城陽」1階にある「ロゴスショップ」に立ち寄るのがおすすめだ。アウトドア初心者に嬉しいラインアップが揃っており、LOGOSスタッフがテントの設営方法をレクチャーしたり、要望に沿ったアイテムを提案してくれたりする。
親子連れに嬉しい遊具も充実している。巨大トランポリン「ふわふわドーム」をはじめ、最長140メートルの「ローラースライダー」、大型アスレチック「バンクーバー砦」などだ。遊び疲れたら「アイリスイン城陽」2階・ロゴスカフェで軽食やコーヒー、名物デザートの「メイプルソフト」で一息つくこともできる。取材時は終日雨に降られてしまったが、過ごし方に困らなかった。