菓子メーカー・ブルボン(新潟県柏崎市)は、ロングセラー菓子「ルマンド」をひと口サイズにした「ひとくちルマンド」を2019年10月1日に発売する。
従来品よりも密度を高めた生地を、チョコレートでコーティングしている。「粉々に砕けにくくなっている」のが特徴だ。
「粉砕経験」が数多くツイートされていた
通常の「ルマンド」は薄い生地が何層にも重なったクレープクッキーをココアクリームでコーティングした商品だ。
非常に繊細なため、「気づいたら粉々になっていた」という経験がある人も多いだろう。
ツイッターで検索すると、「かばんの中でボロボロになってしまった」「ポッケに入れっぱなしにし、粉砕してしまった」といった体験談が数多くツイートされている。「サクサクの食感たまらない」「粉砕してから食べるのが好き」という意見がある一方、「美味しいけどすぐ粉砕しちゃうから苦手」「ルマンドは袋の中での粉砕事故が多くてあんまり好きでない」との書き込みも少なくない。
取材に答えたブルボン総務推進部の担当者にも、消費者の不満は伝わっていた。
「ひとくちルマンド」はひと口で食べられる大きさにするのに加えて、ギュッとつまったクレープ生地を使い、従来品よりかみ応えのある仕上がりだ。そのため、粉々に砕けにくくなっている、と説明した。
コーティングにチョコレートを使用することでカカオ感が増し、手にも付きにくくなっているとのことだ。