2016年8月から「週刊少年ジャンプ」で連載されている漫画「約束のネバーランド」(原作:白井カイウ、作画:出水ぽすか)の実写映画化が決定した。公開予定は2020年冬で、公式サイトもオープンしている。
原作は、全世界で累計発行部数1600万部を超える。ツイッターでは「約ネバ実写化」「約束のネバーランド実写化」がトレンドワード入りしたが、中でも「ある設定」が原作から変更になったことについて「世界観が崩れる」と悲鳴が飛び交っているのだ。
「これ以上無いキャスティングが実現しました」
同作は孤児院で育てられた子どもたちが残酷な運命に抗う脱獄サスペンス。実写映画公式サイトによると、女優の浜辺美波さんが演じる「エマ」をはじめ3人の主人公が、ある出来事をきっかけに、自分たちが幸せに暮らしていた孤児院の正体が「鬼に献上する食用児を育てる農園」だと知ることから、物語は大きく動き出す。
作中では孤児を「鬼のもとへ食糧として送り出す」ことを「出荷」と呼ぶのだが、この点について実写映画化で、ある変更が加えられた。
「原作では孤児たちが出荷される年齢が12歳だったのを、映画では16歳に引き上げることで、深みのあるキャラクターを演じることができる俳優が集まり、これ以上無いキャスティングが実現しました」(公式サイトより抜粋)
これを受け、ファンたちが
「12歳から16歳に引き上げるってあり得ないから 世界観崩れるわ」
「約束のネバーランドのキモって『子供達が如何に知恵を絞って大人に立ち向かうか』だから、実写化で年齢を16歳に上げるのは論外でしょ」
「約束のネバーランド実写化...16歳の肉は固そうだなぁ...」
と、相次いで「世界観が崩れる」という趣旨の嘆きをツイートした。
「ハリー・ポッター」という成功例があるが...
モデルのJOYさんもツイッターを更新し、
「約束のネバーランド実写化は年齢設定変わっちゃうのかーー。。それって結構大事な部分だと思うんだけども!!
あの年齢の子達が大人とかに立ち向かってくが故の面白さだと思っていたし、その世界観が崩れずに良いものが完成する事に期待するしかない」
と動揺を滲ませていた。
公式サイトの「16歳に引き上げることで深みのあるキャラクターを演じることができる俳優が集まり...」という見解に反論し、「子役には無理だと言うけれどハリポタという大成功した前例があるじゃないか」、「ハリーポッターの映画化のときはちゃんと設定に合わせた子役がメインで使われてたのに、約束のネバーランド実写化は原作の設定を変更してまで若手役者を使うの、邦画の限界って感じする」と、映画「ハリー・ポッター」を例に挙げてツイートし、原作キャラクターの年齢に合わせた子役のキャスティングを希望するファンもいた。