卵の賞味期限は「生でおいしく食べられる」期間 鮮度に応じた調理法を

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「濃厚卵白」は日が経つと「水溶性卵白」に

   賞味期限内でも、卵の鮮度は日々落ち、白身の状態が変化していく。

   生まれたては弾力のある「濃厚卵白」が白身のほとんどを占めているが、日が経つにつれてさらっとした「水溶性卵白」に変化する。

   最も鮮度が良い状態と言えるのは、生まれてから4日目までだ。

   「卵かけごはん」や「目玉焼き」のような卵白の食感を楽しめるものや、「親子丼」「スクランブルエッグ」といった半生の状態で食べる料理に適しているという。

   5日目から9日目の卵には濃厚卵白がまだ残っているが、白身と黄身を混ぜ合わせやすくなる。これに適した料理が「卵焼き」で、ふわっとした食感に仕上がるそうだ。

   10日目から14日目の賞味期限切れ前には水溶性卵白が多くなり、卵白を泡立てて使う菓子類や、出汁や牛乳など他の液体と合わせてこす「茶碗蒸し」「プリン」のような料理に向いている、と山下さんは説明している。

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