引っ越しのシェアリングサービス「Hi!MOVE(ハイ!ムーブ)」を運営するGLIDE(東京都新宿区)は「引っ越しに関する実態調査」結果を2019年9月12日に公表した。
調査対象は、一人暮らしと引っ越しをしたことがある1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)在住の20代~40代の男女600人。引っ越し業者を選ぶ際に重視した点や、「引っ越し作業以外で引っ越し業者に行ってもらえたら嬉しいサービス」などについて調べている。
引っ越し業者には不要品の買い取りや廃棄も望む
まず直近の引っ越しで、業者を選ぶ際に重視した点(複数回答可)。1位は「料金が安い(56.7%)」、2位が「料金が妥当(43.0%)」となった。金額をできるだけ低く抑えることを重視している人が多いようだ。
では、見積もりを取る際にも数社を比較検討し、より安い業者に依頼する人が多いのか。比較検討した社数について調べると、「1社」と答えた人が最多の42.8%に上った。以降は「2社(32.0%)」、「3社(19.5%)」といった具合だ。性年代別でみると、20代女性の55.4%は「1社」と回答している。GLIDEは「20代女性は他の性年代よりも引っ越し業者選びをスピーディーに行っているのかもしれない」と発表資料で分析している。
「引っ越し作業以外で引っ越し業者に行ってもらえたら嬉しいサービス」(複数回答可)は、「不要品の買い取りや廃棄」が65.8%で最多の回答だった。次点は「クレジットカードでの支払い」で56.2%となり、半数以上がクレジットカードでの支払いを希望している実態が浮き彫りになった。
「引っ越しをするときに忘れがちなこと」も調べた(複数回答可)。トップ3は多い順に「銀行口座の住所変更(33.7%)」、「クレジットカードの住所変更(31.7%)」、「住所を登録しているインターネット系サービスの住所変更(30.3%)」で、全て「住所変更」という結果になっている。