台風15号で甚大な被害を受けた千葉県では、南部を中心にいまも生活物資が不足している自治体が多い。一方で、「支援物資を送りたいが、どこに何を送ればいいかわからない」「そもそも、送れるのか」という人もいるだろう。
J-CASTトレンドでは台風被災地が支援物資受け入れにどのようなスタンスか、まとめた。
受付場所をチェック! 「受け入れない」自治体もある
鋸南(きょなん)町は、町立鋸南小学校(住所:鋸南町下佐久間2500)の体育館で、24時間体制で支援物資を受け付けている。小学校への取材によると、2019年9月12日16時15分時点で必要な物資は「ブルーシート」、「土のう袋」、「長期保存食」、「モバイルバッテリー」、「日用消耗品全般」。
南房総市は市役所本庁舎(住所:南房総市富浦町青木28番地)で、8時30分~17時まで支援物資を受け付けている。
市への取材によると、9月12日16時30分時点で不足している物資は、「乳幼児の粉ミルクと紙オムツ」、「単一電池」、「高齢者向けのオムツ」で、水と食料は「徐々に集まってきている」状況だという。
鋸南町、南房総市はいずれも郵送でも支援物資を受け付けているが、「着払い」での送付は避けよう。車などで直接持ち込む場合は、途中の通行止めや倒木といった道路事情、渋滞について事前に状況を把握しておくことが望ましく、運転には十分気を付けたい。
袖ヶ浦市は市公式サイトの中で、「ブルーシート」と「土のう袋」について「ある程度まとまった数量」での支援が可能な場合に対し、市危機管理課(電話:0438-62-2119)への連絡を呼びかけている。
館山市は市公式サイトで、物資受け入れについて随時情報の更新を行なっていくという。
市原市と大多喜町は、いずれも公式サイトで「個人からの物資は受け付けていない」と発表している。また、大多喜町と鴨川市はいずれも公式サイトの中で、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を通じた寄付を呼びかけている。
(9月13日10時30分追記)南房総市は9月13日8時15分、市の公式サイトを更新し「支援物資の一時受け入れ休止」を発表した。なお、自治体の物資の受け入れ態勢は状況により変化することがあるため、各自治体の公式サイトなどで最新情報を確認されたい。