台風15号が2019年9月9日早朝に直撃した千葉県。東京都心につながるJRや私鉄の各線は朝から軒並み運休となった。
一方で、比較的早い時間帯に運行を再開した都営地下鉄新宿線には通勤・通学客が殺到。始発駅の本八幡駅(千葉県市川市)は、一時入場規制が敷かれるなど大混雑に見舞われた。
JR、京成、地下鉄は軒並み運休
千葉県西部から東京都心へアクセスできる路線には、JR東日本の総武線や京葉線、京成本線、東京メトロ東西線、都営新宿線がある。
今回の台風15号上陸に合わせ、東京メトロ東西線の千葉県内区間と京葉線では9日の始発から朝10時頃まで、総武線では始発から朝8時頃までの計画運休が、それぞれ8日時点で告知されていた。京成本線では計画運休のアナウンスがなかったが、大雨と強風により始発から全線で運転を見合わせ。これにより、9日朝は東京都心へ向かう路線が軒並み運休となっていた。
一方で、本八幡駅を始発とする都営新宿線は、当初一部区間が運休していたものの、朝7時頃には全線で運転を開始。他路線よりも早い運転再開を受け、ツイッター上では、
「わざわざバス乗って隣町に行き、唯一千葉から脱出できる都営新宿線で会社向かいます」
「JRも京成も復旧の目処がたたないので、唯一都内に出られる都営新宿線へ」
など、都営新宿線の駅に移動する通勤客のつぶやきが見られた。