「完全分煙のお店」が気兼ねない
18年8月13日に情報インフラ運営会社のプラネット(東京都港区)が公表した「喫煙・禁煙に関する意識調査」結果の中に興味深いデータがある。
全席喫煙可の飲食店が減り、禁煙や分煙の店が増えているという背景を受け、調査では「全席禁煙・分煙・全席喫煙可などのうち、どの飲食店に入りたいか」を調べている。喫煙者804人の回答結果を見ると、最多は「完全分煙のお店(51.7%)」で、以降は「全席喫煙可のお店(23.1%)」、「席やスペースだけ分煙のお店(16.2%)」となった。プラネットは、
「喫煙者でも『全席喫煙可のお店』より『完全分煙のお店』を望む人が多いことがわかった。喫煙者の肩身が狭い風潮にあって、『完全分煙のお店』のほうが気兼ねなくタバコが吸えて居心地がいいのかもしれない」
と分析している。