「自分の五感で物事をとらえて、熱を込めて伝える」
同担当者が目指しているのは「タイムラインのお洗濯担当」。洗濯で困ったらここに相談すれば大丈夫だと思ってもらえるようになりたいと話す。そのうえで重視しているのが「体温が感じられるツイートをする」ことだ。
「親交のある他社公式ツイッター担当者から与えていただいた気づきです。型の決まった機械的な投稿や固い文面ばかりでは、『向こう側に人がいる』という印象が薄くなる。でも伝える相手のことを考えて、敢えて言い回しを軽くしたり、実際に現場に足を運んで感じた気持ちを含めたりするとツイートに体温が宿り、ユーザーにより受け入れてもらいやすくなると感じています」
例として同担当者が挙げたのは8月9日の投稿。東京ビッグサイトで行われたコミックマーケット(C96)に参加した後、こんなことをつぶやいた。
「夏コミに参加された皆さん...お疲れ様でした...わたしも行ったのですが...すごい暑くて汗びしょびしょでした...そんな衣類はなるべく早く洗う、特にワイドハイターでおひたしにするとかなりきちんと臭いが落とせます...明日以降行く方はご武運を...楽しいねコミケ #C96」
汗で汚れた服は衣料用漂白剤「ワイドハイター」で浸け置くと臭いが落とせることを、実体験をもとにユーザーに伝えたのだ。
「会場に出向いたことでどれだけ暑いか、どれだけ汗をかくかが実感でき、お陰で『当事者意識』をもって呟けました。今はネットから得られる情報だけでも色々なことがわかりますし、学べます。でも、できる限り『自分の五感で物事をとらえて、熱を込めて伝えること』を今後も大切にしていきたいです」