東京五輪聖火リレー特設サイト「地域の希望の光」特集 記事執筆は全国47人の「学生記者」

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地方の学生にもチャレンジの機会提供できた

   今回のような大きなプロジェクトを、学生たちの力でやり遂げるのは簡単なことではない。 自分たちの実力以上のことを求められて「キャパオーバー」を感じたこともあれば、しんどい思いをすることも多かったようだ。だが、だからこそ成長できた、と松井さんは語る。

   松井さんによると、学生がインターン等で仕事をするときには、「学生だから」という理由だけで信用してもらえないことが多いそうだ。しかし、今回プロジェクトをやり遂げたことで、社会に対して「学生の力」を証明できたと自負する。今後はこの実績を生かして、学生が社会に関わる機会を増やしていきたい、と話した。

   島根県出身の野津さんは、東京と比べると地方では、何かに挑戦するチャンスが巡ってこないことが多いと考える。プロジェクトを通して、47都道府県のやる気のある学生にチャレンジの機会を提供できたことに、大きな意義を感じたようだ。

   学生たちの成長は、すぐそばで見守っていた渋井さんには目に見えてわかったそうだ。ただ、学生グループがこれで解散なのはもったいない。今後も活躍できる環境を作ろうと、新会社「りべる」を8月5日に設立した。今後、地方との学生とのつながりを生かしたプロジェクトを発信していきたいと渋井さんは意気込んでいる。

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