シヤチハタ(愛知県名古屋市)が2019年8月27日13時からテスト販売した「迷惑行為防止スタンプ」(500個限定)が、30分足らずで完売した。
発売を開始した13時前後には公式オンラインストアへのアクセスが集中し、サイトに繋がりにくい状態に。取材に応じた同社広報担当者も「びっくりした」という。
様々な意見を取り入れより良いものに
「迷惑行為防止スタンプ」の発売が26日に発表されてから、同社には多くのメディアから「パンクしそうなくらい」の問い合わせが続いている。公式ツイッターアカウントへの反応も多く、電話取材中にアカウントを確認した担当者は「驚きましたね」と話した。
今回のテスト販売では、購入にあたって購入に伴う同意書の確認が求められた。内容は、商品が迷惑行為を必ずしも防止できるものではないこと、犯罪行為の立証を保証するものではないことなどを明記し、商品を使って故意に人に危害を加えること・脅迫行為を行うことを禁じるものだ。この規約に同意して初めて購入できる。
ツイッターではスタンプについて、「勇気づけられた」「お守りがわりにします」との感謝や、痴漢冤罪を不安視するものなど多くの意見が寄せられている。シヤチハタは購入者を対象にしたアンケート調査を行うだけでなく、使用者以外がどう感じたかも真摯に受け止め、商品化に向けて動いていくという。