うま味の素「グルタミン酸」を作り出しているのは
このツイート内容の真偽について、味の素の担当者に取材すると「味の素にタピオカが使用されているのは事実です」という回答が返ってきた。
そもそも、タピオカとは熱帯で採れる「キャッサバ芋」に含まれるデンプンのこと。一般的に「ミルクティー」などで目にする黒くて丸い食材は、タピオカを加工して作った「タピオカパール」と呼ばれるものだ。
味の素の製造工程では、タピオカを発酵させることで、うま味の素となる「グルタミン酸」を作り出しているのだという。なお、製造にはサトウキビも使われているが、最終的に抽出するのは同じ成分であるため、原料の違いで味が変わることはないという。
一方、ブームによりタピオカドリンクを提供する店舗が増えたことで、タピオカの需要拡大が伝えられている。生産面への影響を聞くと、「状況に合わせてその都度原料を変えている。味の素の生産に支障はない」との回答だった。