カラーコンタクトの装用なし・ありの写真の比較をした場合、30代と40代に「装用ありに好印象」を持つ人が多く、20代は「装用なしに好印象」を持つ人が多い――。カラーコンタクトレンズ通販のシーンズ(東京都港区)が2019年8月20日に公表した「新社会人の第一印象の調査」の結果から判明した。
調査は全国20~40代の社会人1004人が対象。新入社員をイメージしたモデルのカラーコンタクトの装用なし(A)・あり(B)の写真比較をしてもらい、「ビジネスシーンでカラーコンタクトレンズを装用することはプラスな印象になるのか?マイナスな印象になるのか?」を調べた。モデルが装用したのは、同社が販売する自然な色調のカラーコンタクトレンズブランド「Acorde(アコルデ)」だ。
「上司や先輩から目線の印象の方が良いといえそう」
まず、カラーコンタクトの装用なし・ありの写真の比較をしてもらい、どちらに好印象を持ったかを調べた。装用ありの写真に好印象をもった人が多いのは女性40代(50.8%)、男性30代(53.2%)、40代(52.2%)だ。反対に、装用なしに好印象を持った人が多いのは女性20代(56.2%)と30代(56.8%)、男性20代(55.9%)。
装用ありに好印象を持った人の男女を通じた年代別平均を見ると、20代が44.0%であるのに対して30代は48.2%、40代は51.5%と、年代が上がるにつれて増えている。シーンズは「上司や先輩から目線の印象の方が良いといえそう」と分析している。
回答者に「Bの写真では、女性がナチュラルなカラーコンタクトを装用している」ことを明かし、そのうえで「装用していることがわかったか」を尋ねた。まず「写真を見比べてもわからない」人は20代(17.4%)、30代(28.9%)、40代(42.0%)で、世代が上がるごとにその割合も上がっている。
一方20代、30代の男女から多く選ばれた回答項目は「写真を見比べればわかる」。それぞれ20代(47.1%)、30代(43.4%)という結果だ。また20代の21.9%は「(比較写真がなくても)すぐにわかる」と答えており、「わかる(「写真を見比べればわかる」)、「(比較写真がなくても)すぐにわかる」の合計)」人は約7割にのぼる。
シーンズは「写真を見比べてもわからない」と答えた人の割合が世代別で大きく差がある点に注目しており、「この結果とカラーコンタクト装用写真への好印象割合はほぼ比例している」と分析。そのうえで「ビジネスシーンでカラーコンタクトを装用する際にはいかに自然なものを使用するかがキーとなりそうだ」とまとめた。