バスケットボール男子日本代表でNBAプレーヤーの八村塁選手と渡邊雄太選手は、東京・港区のソフトバンク本社で2019年8月7日に行なわれた代表の激励会に出席。8月末から中国で開催される2019年FIBAワールドカップ(W杯)へ向けて意気込みを語った。
ケガの渡邊「急いで復帰するのだけは避けたい」
8月6日に名古屋での日本代表第4次強化合宿を終えたばかりの八村選手は、チーム状況について「前に日本代表に来た時よりもやりやすい。どんどん強くなってきている」と手ごたえをつかんだようだ。
W杯に向けては「体格も大きく、ジャンプ力のあるチームと戦う中で、オフェンスとディフェンスに繋がるリバウンドは勝敗のカギになる」と課題を挙げた。その一方で、「(日本も)体格や身長が大きくなっている。『リバウンドでは負けられない』という意地やプライドがある」と自信を口にした。
合宿中に右足首を負傷した渡邊選手は、自身のケガの状況について「練習に参加できる段階ではない」としながらも、「だいぶ良くなってきている」と回復を示唆。 今月22日から埼玉で行われる親善試合に復帰の照準を合わせた。
それでも「本番は9月の頭(のW杯)。そこに向けてコンディションを整えるため、急いで復帰するのだけは避けたい」と慎重な姿勢を見せた。
W杯では、八村選手、ニック・ファジーカス選手とともに身長2メートルを超える「ビッグ3」の一角として期待されている。「ニックや塁は高いレベルで点を取れる選手。自分は空いたスペースをどれだけ使えるかが役割」と語った。