スポーツの世界記録のすごさを実感してもらおうと、小田急百貨店新宿店(東京都新宿区)では館内に世界記録を実際のサイズで展示する「小田急百貨店なにコレ!?スポーツ展」を8月20日まで開催する。
マネキンの頭より高いジャンプ
たとえば、洋服売り場にはスパイクをするバレーボール選手の実物大のシルエットが空中に飾られている。あまり知られていないが、スパイク時の手の高さの世界記録は383センチ。なんと、シルエットの選手の膝の位置は隣に並ぶマネキンの頭より高い。
展示されているのは、バレーボールの他に走り幅跳び、女子体操(平均台)、三段跳び、競技用ハードル、野球・ソフトボール、競技用カヌー、スポーツクライミング。合わせて8競技だ。競技中のアスリートのシルエットの展示や、競技する場所の再現などで世界記録を表現している。
小田急百貨店広報担当者は、「展示をみて、単純に、本当にすごいなと思いました」と話す。
本館外壁にかかる15メートル程度の垂れ幕には、「15mを5秒48で登ります。」の言葉と共に、スポーツクライミングをするアスリートが描かれている。百貨店の窓がある面に設置されているので、15メートルが約4フロア分の高さだとわかる。
百貨店という見慣れた空間でアスリートの能力を体感することで、想像以上のアスリートのすごさがわかると担当者は話した。