ベジタリアン向け食品を製造するグリーンカルチャー(埼玉県三郷市)は、植物性の原材料で肉の食感を再現した「代替肉(フェイクミート)」使用のシュウマイを2019年7月19日に発売する。
本物のシュウマイのような噛み応え
J-CASTトレンドがグリーンカルチャーに取材したところ、シュウマイには大豆のたんぱく質から作られた「大豆ミート」やタマネギを使用し、肉エキスなど動物性の原材料は一切使っていない。
大豆ミートは粒と粉末の2種類を調整配合することで、本物のシュウマイのような噛み応えや崩れ具合を再現したという。
開発に至った背景について、同社はニュースリリースの中で、欧米では動物倫理や健康的観点から代替肉への注目が高まり、ハンバーガーのビーフパティに代表される代替肉製品の販売が増えていることを挙げた。これら欧米メーカーとの差別化のため、「日本人の誰もが親しんでいる食べ物の一つ」であるシュウマイの開発に取り組んだという。
商品はホテルやレストラン、輸出企業に向けて展開するほか、「楽天市場」など通販サイトで販売する。
価格は1個あたり65円前後を予定。