ファミリーレストラン「デニーズ」は、期間限定季節のデザートとして「桃デザート」を19年7月9日に販売開始した。
ラインアップは、みずみずしい旬の桃を2分の1個分使用した「フレッシュ桃のザ・サンデー」をはじめ、4種のミニパルフェ、桃のゼリーとフレッシュな桃をシンプルに味わえる「桃のゼリー仕立て」と、計6品だ。
デニーズ初、4つのミニパルフェが大集合
発売日の7月9日、J-CASTトレンド記者は東京・千代田区のデニーズ二番町店で「フレッシュ桃のザ・サンデー」と4種のミニパルフェを試食した。発表資料によるとデニーズでは、山梨県や福島県で作られた桃を、最もおいしい状態で各店舗へ届けて熟度管理し、注文を受けてからひとつひとつ包丁で皮をむいてデザートに仕上げているという。
まず「フレッシュ桃のザ・サンデー」。目を引くのは、トップに大胆に盛り付けられているカット桃。器から一部はみ出しており、慎重にスプーンですくわないとこぼしてしまいそうだ。そっと口に運ぶと、砂糖など甘味料で味付けされていない、自然な甘さが感じられた。さらにカット桃の下には、「ピーチゼリー」に「桃クリーム」、「ピーチソース」と、桃がさまざまな姿に変身して登場する。その甘さを「ナタデココ&ヨーグルト」や「ライムカスタードクリーム」など爽やかな素材が引き立てている。
4種のミニパルフェの内訳は、(1)桃のチーズミニパルフェ、(2)桃のチョコミニパルフェ、(3)桃のキャラメルミニパルフェ、(4)桃のヨーグルトココパルフェ。「フレッシュ桃のザ・サンデー」と比べ、食事後にも楽しめるサイズ・量だ。どれもトップにたっぷりとカット桃が乗せられている。
「桃のチーズミニパルフェ」は、食感のチーズケーキ「クレームダンジュ」と、酸味のあるフランボワーズソースを合わせている。見た目も赤と白の対比が鮮やかで、写真映えしそうだ。「桃のチョコミニパルフェ」は、ホワイトチョコクリームにチョコアイスを重ねており、ピーチゼリーが口当たりにアクセントを与えている。
これまでにない組み合わせだと感じたのは「桃のキャラメルミニパルフェ」。キャラメル風味のソースと桃、それぞれの甘さが絡み、不思議な味わいだった。さらりと食べられるデザートが好みなら、ヨーグルトやナタデココ、ライムカスタードクリームなど、爽やかな味わいの素材が多い「桃のヨーグルトココパルフェ」がよさそうだ。前3品と比べて、記者はこのミニパルフェが一番さっぱりと食べ進められた。
ミニパルフェは今回の「桃デザート」に限らず、デニーズが提供しているさまざまな「季節デザート」の中でも人気メニューだが、これまでは1種類のみの提供だった。発表資料によると、「4つのミニパルフェが一堂に会するのはデニーズ初の試み」だという。