「重要なことはあらゆる競技を経験すること」
競技後、パラスポーツを体験した選手たちが報道陣の取材に答えた。
「日本財団HEROs」の新アンバサダーに就任した近賀ゆかりさんは、目隠しでプレーするゴールボールについて、
「視界がない世界でスポーツをするのははじめて。聴覚などの感覚が大事になってくるし、色々なことを研ぎ澄ませなければいけないと感じた」
と振り返った。
パラリンピック競泳で5枚の金メダルを獲得した河合純一さんは、パラアスリートの視点から、「普段の競技との類似点と相違点を伝えるメッセンジャーになってくれるという点で、オリンピアンやアスリートがパラ競技を体験する意義は大いにある」と語った。
日本財団HEROsアンバサダーの中田英寿さんは、
「スポーツ経験者であっても体験したことがないスポーツには興味を持たないが、実際に体験をすることで、多くの競技に興味を持てる。パラじゃなきゃいけない、健常者じゃなきゃいけないという時点で垣根を作ってしまっている。重要なのは、あらゆる競技を経験すること」
と訴えた。【特集・目指せ!東京2020】