山形・鶴岡に出現した巨大迷路 大きさはサッカーフィールド並み

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   約6000平方メートルの巨大迷路が2019年7月20日、月山高原(山形県鶴岡市)にオープンする。サッカーフィールドとほぼ同じ、テニスコートなら20面は入る広さのトウモロコシ畑の中に作られたのだ。

  • 昨年の迷路の写真
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耕作放棄地を利用して地元を元気に

   壁となるトウモロコシの背の高さは2メートル50センチほどで、「外から見ると中の様子は全くわからない」と迷路を作ったベジパレットの高田庄平さんは、J-CASTトレンドの取材に明かした。

   高田さんによると、迷路にするためのトウモロコシは2019年5月25日に植えられた。ひざ下くらいの高さまで育ったところで、通路にする部分を耕運機で潰していくのだという。入った人が出にくいように通路をデザインし、完成させるには1週間ほどかかったそうだ。

   ベジパレットのメンバーは高田さんと弟の2人。2010年に地元・鶴岡にUターンし、農業を始めた。月山高原はかつて畑作が盛んだったが、現在は小学校が閉校するほど過疎化している。巨大迷路は、人を呼び込んで地元を元気にしたいという思いから作った。農業従事者の高齢化のために放置された土地を再び耕して活用している。

   迷路を作るのは今年で2年目。高田さんによると、昨年は半分ほどのサイズの迷路を1000人ほどが楽しんだという。今年は、ブルーベリーの食べ放題を同時開催したり、宣伝に力を入れたりして、1万人の集客を目指したいと話した。

   迷路に利用されているトウモロコシは飼料用で、迷路としての利用が終わった後、10月に収穫される。

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