中華料理チェーンの「餃子の王将」は2019年6月27日に東京・JR秋葉原駅ビル「アトレ秋葉原」内に新店舗「餃子の王将 Express アトレ秋葉原」をオープンした。同駅を利用する通勤・通学客など「短時間で食事をしたい」人を想定し、餃子の王将では初となる全席スタンディング式を採用した。
店舗独自のメニューとして、しょうゆラーメンに水ギョーザを載せた「餃子ラーメン」を販売する。
水ギョーザの提供は初めて
メニューは商品の提供時間を短くするため、従来の王将店舗のギョーザよりサイズの小さい「ひとくち餃子」(1人前、税抜180円)や「餃子の王将ラーメン」(500円)などドリンク類を除き12品に絞った。「チャーハン」「天津飯」など通常店舗で取り扱っている商品は販売しない。
店舗では限定商品として、メンマや焼き豚のかき揚げを載せた「かき揚げラーメン」(680円)、「かき揚げ丼」(同)などを販売するが、中でも記者が注目したのが「餃子ラーメン」(580円)だ。
餃子の王将が「究極のコラボ」と銘打つ一杯は、極細麺を使ったしょうゆラーメンの上に、ゆでた「ひとくち餃子」(水ギョーザ)が5個載っている。
水ギョーザは通常の焼きギョーザとは違いモチモチとした食感で、のど越しのよい麺やしょうゆスープとよく絡む。ニンニクが効いたギョーザの風味はシンプルなしょうゆ味にパンチをもたらし、飽きることなく箸を進められる。
運営会社の王将フードサービスの広報担当者によれば、餃子の王将のグランドメニューとして「ギョーザ」と「ラーメン」を組み合わせた商品を販売したのは初で、なおかつ水ギョーザの提供自体もこれまで例がなかったという。
担当者は取材に、
「ギョーザのおいしさとラーメンのおいしさを一度に楽しんでほしい」
と語った。