栃木県佐野市や日本クリケット協会などが行うプロジェクト「佐野クリケットチャレンジ!!!」は、2019年6月27日にクリケットの体験イベント「Let's Play Cricket 2019」を東京・世田谷区の商業施設「二子玉川ライズ」で開催する。
元赤ヘル戦士も現日本代表として活躍
クリケットは投手が投げたボールを打者がバットで打ち返す球技で、イングランドのほか、オーストラリア、インドなど旧英連邦諸国で人気があるスポーツだ。
日本ではあまり知られていないが、6月8日までに佐野市で開催された19歳以下のクリケットワールドカップ(W杯)予選では日本代表が結果を残し、2020年に南アフリカで開かれるW杯本戦への出場を決めた。日本代表がW杯に出場するのは、全世代を見ても初の快挙だ。
国内でも唯一の国際規格の広さを持つ「佐野市国際クリケット場」を整備した佐野市はクリケットを通じた「地方創生」を進めており、今回のイベントもその一環として行なう。バッティングなどのクリケット体験会が開かれ、実際の試合に設けられた「ティータイム」(休憩)にちなんだ紅茶の提供、またクリケット選手になりきることができるフォトブースを設置。軽食が楽しめるキッチンカーや、佐野市の人気キャラ「さのまる」も登場する。
当日は特別ゲストとして、かつてプロ野球・広島東洋カープに在籍し、現在はクリケット日本代表として活躍する木村昇吾さんと、同じくプロ野球・横浜DeNAベイスターズを退団後にクリケット選手に転身した山本武白志さんが来場し、クリケットの体験指導を行なう。
入場料、参加料はともに無料。