ポジティブなメッセージで人々の心の支えに
J-CASTトレンド編集部の取材に答えた住職の桂紹寿(かつら・しょうじゅ)さんによると、インスタグラムでは8800人以上、フェイスブックでは9800人以上が鈴虫寺のアカウントをフォローしており、投稿を読んで参拝に訪れる人もいるという。
そして新たに発表した公式アプリでは寺を身近に感じてもらうために、「今週のメッセージ」が毎週配信される。記者がアプリをダウンロードしてみたところ、りんねんくんのイラストとともに「向き不向きよりも、前向きであること」のようなポジティブなメッセージがランダムに表示される。
同寺には繰り返し参拝に来る人もおり、メッセージがその人々の心の支えになれば、と桂さんは話した。
桂さんによると、SNSやアプリでの広報を行っているのは、同寺には他の寺院と比べて若い世代の参拝者が多いからだ。鈴虫の音色と共に聞ける僧侶によるわかりやすい法話や、直接僧侶に会って悩みを相談できる気軽さ、山門脇に立っているわらじを履いて願いを一つだけ叶えに来てくれるという「幸福地蔵菩薩」などが要因ではないかと、桂さんは考えている。