2019年6月7日、関東地方などで梅雨入りが発表され、雨具が活躍する季節がやってきた。
愛犬家の中には、飼い犬に雨具を着せて散歩する人がいる。被せるだけのマントタイプや、足を通すズボンタイプ、頭部だけを覆うスヌードなどさまざまな形態の犬用雨具が販売されている。
飼い主にとっても負担軽減に有用
SBIいきいき少額短期保険(東京都港区)が7日に結果を発表した、犬を飼育している人を対象にした調査「雨の日のお散歩事情に関するアンケート」(回答者315人)によると、「雨の日には散歩に行かない」という人が74.1%に上った。その理由の大半は「ペットの汚れ防止」(65.5%)だという。
また、雨の日でも散歩に行く人の60.3%が、ペットにかっぱや長靴などの雨具を着せている。
ペット用品の通信販売を行う新日本カレンダーのペピイ事業部に取材したところ、ペット用雨具は飼い主の負担を軽減するのに有用だという。
取材に答えた商品担当者によると、雨の日に散歩に行かないという飼い主は多いが、それでも屋外でしか用をたせない犬や、室内で十分なストレスを発散できない犬は外に出さなければならない。だが雨の日に犬を外に連れて出ると、雨で毛皮が濡れてにおいを発してしまう。また、地面からの跳ね返りで泥が付着することも多い。そのため帰宅後は毛皮を乾かしたり、泥を拭き取ったりする必要がある。
雨具を使っていると、汚れる部分が少なくなるため、手入れの時間が短縮されるという。手入れされるのを不快に感じる犬もいるため、時短は犬にとってもストレスの軽減になるという話だ。
ただし、雨具が苦手な犬もいる。飼い犬にあった対策が必要だという。