かつて一世を風靡した「ゆめかわ系」の名ブランドが帰ってくる。
2018年1月末に展開を終了した雑貨ブランド「SWIMMER」(スイマー)が、運営会社を変えて2020年からの再展開を目指す。J-CASTトレンドは、新運営会社を取材した。
「愛されているSWIMMERを途絶えさせてはならない」
SWIMMERは1987年に誕生、動物や食べ物をパステルカラーの色合いでキャラクター化した「ゆめかわいい」系のアイテムを安価な価格帯で展開し、若い女性を中心に支持を集めていた。
近年は仕入れ単価の高騰で価格帯の維持などが難しくなったとして、旧運営会社は2018年1月末に同ブランドの展開を終えていた。
一度は消滅した形だが、東日本エリアでバラエティー雑貨を販売するパティズ(福島県会津若松市)が、旧運営会社から「SWIMMER」のブランドを譲受したと2019年5月1日に発表した。その理由についてパティズは、J-CASTトレンドの取材に対し、
「スイマーブランドはファンシー雑貨業界における1つの顔であり、多くのファンの皆様から愛されておりました。皆様に愛されているSWIMMERを途絶えさせてはならないという強い想いから、復活に向けて動き出した」
と回答した。
将来的には「SWIMMER」店舗復活も
パティズによると、「SWIMMER」の商品展開は2020年を目指しているという。商品は同社直営店やオンラインショップ、直営店がない地域の小売店での展開を検討し、将来的には「SWIMMER」ブランドを冠した店舗の復活も視野に入れる。
価格帯については、
「なるべくお求めやすい価格での提供を考えておりますが、ここ数年の生産コストの増加によって、若干の価格上昇はやむを得ないと考えております」
とした。