6月に入り、関東も梅雨入りが迫っている。ツイッターには「梅雨」について「体調を崩しやすい」、「少しダルい時期」といった書き込みが複数見られる。
例えば「便秘」。記者は毎年梅雨時期になると胃の調子が悪くなると感じているが、関係はあるのか。この疑問を、うんち記録アプリ「ウンログ」を運営するウンログ(東京都渋谷区)の「うん広報」部社員・長瀬みなみさんにメールでぶつけてみた。
男性より女性が便秘の人が増えると考えられる
長瀬さんは、腎臓・透析・内科の専門医である大塚真紀医師に確認した話をもとに、梅雨と便秘の関係について、こう解説した。
「梅雨の時期は、気象の変化によって自律神経のバランスが乱れやすいために、便秘になる人が多いと考えられます。また、気圧の変化によって、血液の流れが悪くなるとむくみ、冷えを引き起こし、便秘の原因になる可能性もあります」
自律神経のバランスが乱れることで起こる不調は、元から体の弱い部分に出やすいと言われている。もともと胃腸系が弱い、あるいは便秘がちだと症状が悪化する可能性があるそうだ。また、男性より女性の方が便秘の人が増えると考えられるという。
「女性にはもともと冷え性の人が多く、筋肉量が男性よりも少なく代謝も悪くなりがちです。それらが気圧変化の影響により悪化しやすくなります。もともと便秘症も多いので、同様に便秘の人も増えると考えられます。また、女性はこの時期薄着になりがちで体を冷やしてしまいがちなので、ますます悪影響を増加させている可能性もあります」(長瀬さん)