口臭対策に「3か月に一度は歯医者へ」と専門医
セミナー後半では、ブレス・ハザードプロジェクトの若林氏による講演会「口臭の原因と効果的な対策」が開かれた。
若林氏は、口臭の種類には起床時や空腹時に強く生じる「生理的口臭」、虫歯や歯周病など口内環境の悪化によって生じる「病的口臭」、ニンニクなど臭いを発するものを摂取することで生じる「外因的口臭」、ストレスや精神不安で口臭があると思い込む「心因的口臭」の4つがあると説明。その中でも「病的口臭」の原因となる歯周病は、悪化するとメタボリックシンドロームや動脈硬化といった全身疾病を引き起こす恐れがあるとして、予防や治療の重要性を強く呼び掛けた。
また、効果的な口臭対策のためには、自分で歯磨きや舌磨きをする「セルフケア」が有効だとしながらも、若林氏はそれだけでは不十分とし、
「3か月に1度は歯医者に行ってメンテナンスをしてほしい」
と、定期的に歯科に通う「プロフェッショナルケア」の必要性を説いた。