20分でイラストの腕競う 競技型デジタルアートの頂上決戦「リミッツ」世界大会が開催

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   エンターテインメント事業を手掛けるピーエイアイエヌティ(東京都渋谷区)は、2019年6月1日と2日に競技型デジタルアート「リミッツ」の世界大会を東京の複合商業施設「渋谷ヒカリエ」で開催する。

  • 競技型デジタルアートの頂上決戦
    競技型デジタルアートの頂上決戦
  • 競技型デジタルアートの頂上決戦
    競技型デジタルアートの頂上決戦
  • ワコムの液晶ペンタブレット「Wacom Cintiq Pro 16」
    ワコムの液晶ペンタブレット「Wacom Cintiq Pro 16」
  • 競技型デジタルアートの頂上決戦
  • 競技型デジタルアートの頂上決戦
  • ワコムの液晶ペンタブレット「Wacom Cintiq Pro 16」

出場選手は「自分らしさを表現したい」と意気込み

   リミッツは、与えられたテーマのイラストを制限時間20分で液晶ペンタブレットに描き上げ、作品の出来を勝負する「競技型デジタルアート」だ。

   作品は「アイデア」「スピード」「テクニック」に加え、テーマとの一致度を評価する「ビジュアルストーリーテリング」の4基準が合計100点満点で評価される。

   出場するのは日本大会を勝ち抜いたアーティスト8人に加え、中国、アメリカ、台湾など世界各国の大会を勝ち上がった8人の全16人。大会は2日間のトーナメント制でおこなわれ、優勝者は賞金500万円を手にする。

   大会に出場するEiko選手とAKI選手のコメントが届いている。

   風景表現を得意とするEiko選手は、

「ステージがとても大きいので緊張もするかと思いますが、自分らしさを表現できるように頑張りたいと思います」

と意気込んだ。

   普段はカードゲームのイラストレーターをしているというAKI選手は、

「見てくださるすべての方が、来てよかった、見てよかった、と思っていただけるように、よりよい20分間にできればと思います」

と語った。

   イベントでは「クリエイティブスポーツ」と題した参加型企画もある。

   当日は、Facebook社のVR(仮想現実)ヘッドセットを使って空間に絵を描くコーナー、任天堂の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の音楽制作ソフトを用いた作曲コーナー、タブレット端末「iPad」を用いて制限時間20分以内に一人でイラストを描く「ひとリミッツ」コーナーなどで、いずれも大人から子供まで創作活動を楽しむことができる。

   大会は入場無料。「チッピング」制度といって、気に入ったアーティストに投げ銭ができる。

   チップとなる専用コインは4枚1000円で購入可能で、支援金額の一部はアーティストの活動や作品制作の支援費に充てられる。

大会でも採用、ペンタブレット最大手のワコム

   リミッツの大会スポンサーであるワコム(埼玉県加須市)は、クリエイティブ向けペンタブレットメーカーとしては業界最大手の企業で、リミッツ世界大会で使用されるペンタブレットにも同社の製品が採用されている。

   リミッツに参加するEiko選手とAKI選手も、ワコム社が販売する液晶タイプのタブレットを普段から使用しているという。

   Eiko選手はワコムの液晶ペンタブレットについて、

「アナログの描き味とは違うのかなと思っていましたが、思っていたほど描き味に差がなく、ストレスがありませんでした」

   AKI選手は、

「紙に描いていくのと同じように描けますので、リミッツのように動作を急ぐときも自由に手を動かせます。」

と、それぞれ使用感を語っている。

   (5月30日10時52分 追記)発表情報に一部誤りがありましたため、修正しました。

姉妹サイト