「本当の駅名」併記で混乱を回避
京急電鉄はこれまでも、2016年夏と2018年春にサンエックスの人気キャラ「リラックマ」とのコラボで「京急久里浜駅」(横須賀市)を「京急リラッ久里浜駅」に、2018年夏に人気漫画「北斗の拳」とのコラボで「京急蒲田駅」(東京都大田区)を「京急かぁまたたたたーっ駅」にするなど、ユニークな駅名看板の装飾をたびたびおこなってきた。
だが、それらの駅を初めて訪れた人などからすれば、駅名看板が期間限定の「デザイン」であることを理解できるとは限らない。
「装飾した駅名看板を見て、誤解してしまう人はいないのだろうか」
J-CASTトレンド編集部が率直な疑問を京急電鉄にぶつけると、広報担当者は
「利用者の方の混乱を避けるために、2018年の北斗の拳コラボから表記を変えています」
と回答。
例えば、2017年秋に「三崎口駅」(三浦市)の駅名看板を「三崎マグロ駅」に変更した際は、ふり仮名もそのまま「みさきまぐろ」と振ってしまったことで、前知識なく看板を見ただけでは本来の「みさきぐち」という読み方が伝わらない状況だった。
一方で、2018年夏の北斗の拳コラボでは装飾した駅名(例:京急かぁまたたたたーっ駅)の下に本当の駅名(京急蒲田駅)を併記する方式を採用。今回のワンピースコラボでも、装飾した駅名(例:Yアールフィ野比~駅)の下に本当の駅名(YRP野比駅)を括弧書きで挿入し、利用者への配慮としている。
(5月31日10時28分追記)文中「リラックマ」に関して一部誤記があり、修正しました。