サンシャイン水族館は2019年5月29日、館内のペンギンらが「ベビーラッシュ」を迎えていることを発表した。
海の動物たちや魚たちが今しか見られない姿を見せてくれているという。
モコモコのペンギンも日向ぼっこ
同館の広報担当者によると、春から初夏は赤ちゃんが生まれる季節。赤ちゃんの時だけの姿や行動を観察できるという。
4月上旬に生まれた「ケープペンギン」の赤ちゃんたちも順調に成長している。巣穴から顔を出したり、親と日向ぼっこしたりする姿が見られる。ヒナ特有のモコモコした姿から、灰色の「亜成鳥」の姿に変わりつつある最中という。6月半ばごろにはモコモコがすっかり抜け落ちるらしい。
大人になると体盤長(尾を除いた長さ)1.8メートルほどになるヒョウ柄のエイ「ヒョウモンオトメエイ」。5月20日に生まれた赤ちゃんは現在30~40センチほどで、模様は水玉模様。砂に潜って隠れる姿が見られる。大人になると潜らずに砂の上で休むそうだ。
3月27日に生まれ、5月15日から一般公開された「バイカルアザラシ」の赤ちゃんは、親と比べるとまだまだ泳ぎがたどたどしい。午前中は元気よく泳ぐ姿を見られることもあるが、午後になると疲れ切ってバックヤードで休んでいることも多く、ご飯を食べた後も眠たくなってしまうようだ。バックヤードの様子はモニターから見られる。
他にも多くの魚たちが卵を産んだり、赤ちゃんが孵化したりしている。日本では同館と大阪の海遊館のみで飼育されている「ゾウギンザメ」というサメも産卵し、展示されている。ゾウギンザメの卵は変わった形をしていて、日本で卵が見られるのは同館だけかもしれない、と担当者は話した。