店に立つ「バーチャルショップ店員」 人間が接客しない「未来型店舗」示すか

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   「バーチャルショップ店員」が出迎えてくれるポップアップショップ「バーチャルリアルT」が2019年5月26日、PARK(東京都渋谷区)に1日限定でオープンする。

   8人の「バーチャルショップ店員」が接客するという。そのひとり「イトッポイド」さんがJ-CASTトレンドの取材に答えてくれた。

  • 8人のクリエイターが「バーチャルショップ店員」に
    8人のクリエイターが「バーチャルショップ店員」に
  • 8人のクリエイターが「バーチャルショップ店員」に

「キャラクターアバター」が客に話しかける

   イトッポイドさんによると、「バーチャルショップ店員」とは「キャラクターアバター」というバーチャルな体を持った店員で、店舗の壁にプロジェクターで投影される。

   8人の店員は、VTuber(バーチャルユーチューバー)やCG(コンピューターグラフィックス)などの「バーチャル」な表現に最前線でかかわるクリエイターで、「キャラクターアバターを通して」接客する。店内では「(店員から)結構話しかけると思います」とのこと。商品の説明だけでなく、雑談も楽しめるようだ。

   ほかにスタッフはおらず、商品のTシャツは「専用レジボックス」で客が自ら会計する。Tシャツは「お客様を信用して」店舗に陳列されている。もし支払いをせず店を出ていこうとした場合、店員が必死に止めるそうだ。店員はシフト制で、一人ずつ店頭に登場する。

   ショップの企画意図を聞いたところ、バーチャルに関わるクリエイターとして肌で感じている「未来の形」をインパクトのある形で表現したい、ということだった。

   現在、誰でも「アバター」を持って活動できる時代になっている。これから先は「1人1アバター」の時代となり、「バーチャルな身体」で活動することが当たり前になるとイトッポイドさんは感じているという。そのうえで、「クリエイターが思う『未来の形』をみんなに楽しんでもらいたい」と話した。

姉妹サイト