「は・か・た・の・しお♪」と歌う声を録音し、ツイッターに投稿している人が2019年5月20日時点で1500人以上、その後も増え続けている。
これは伯方塩業(愛媛県松山市)が製造・販売する「伯方の塩」のサウンドロゴ。現在ウェブ広告でこの歌を歌う声優をツイッター上で募集するキャンペーン「伯方の塩 二代目声優オーディション」が開催されている。
ツイッターでトレンド入り、「サンジャポ」も取り上げる
伯方塩業のプレスリリースによると、5月20日までに1500件以上の応募が集まっている。さらに、オーディションを話題にしているツイートが1万5000件以上、またキャンペーン開始後の5月13日には、「伯方の塩」がツイッターのトレンド入りしたという。
15日には同社公式ツイッターが、現在のサウンドロゴを誰が歌っているのかは不明との投稿をしたところ、サウンドロゴを作曲した浦田博信さんら「真相」を知っている人たちからの情報が相次ぎ、19日に放送されたTBSのテレビ番組「サンデージャポン」で取り上げられるほどの話題となった。
J-CASTトレンドは伯方塩業に取材し、キャンペーンについて詳しく聞いた。
若い世代に「塩」について知ってほしい
同社のプロモーション担当者によると、若い世代にも情報を届けるためにキャンペーンは企画された。
同社の消費者への広報活動は、主にテレビCMとウェブサイトで行われている。特にサイトでは、伯方の塩を使ってのレシピや料理以外の使い方など多くの「塩情報」が掲載されている。しかし、従来の方法では若い世代には届かないと考え、多くの若者が利用していると思われるSNSでの企画を考案したという。
実際にキャンペーンがはじまると、様々な世代から応募があった。オーディションの選考では世代にこだわらず、伯方の塩のサウンドロゴに「新しい風」を吹かせる人材を見つけたいという話だ。