理解が甘いとスイーツも甘く、「超いいね」もらえない
小堀さんによると、利用者がプライバシー・セキュリティーについて知り、リテラシーを向上させることがフェイスブックカフェの狙いだ。
具体的な目的は2つ。1つはフェイスブックとインスタグラムの利用者のプライバシー保護、もう1つは、これらを安心して利用するための安全な環境づくりだ。
カフェの利用は無料で、入店の際にチェックシートが配布される。項目は5つで、二段階認証や公開範囲の設定、不適切な内容の報告などが問われる。フェイスブックとインスタグラムでのプライバシー・セキュリティーの理解度を診断され、結果は提供されるスイーツの「甘さ」を左右する。理解が甘いほど、パンケーキのソースが甘くなる仕掛けだ。また、5問中4問以上理解できていれば「超いいね!」、2~3問なら「すごいね」、1問以下なら「悲しいね」のリアクションマークが描かれる。
カフェにはフェイスブックジャパンのスタッフも参加し、診断内容や自分がSNSを安全に利用できているかを相談できる。小堀さんは、カフェで自分のSNSの状況を見直したり、プライバシー・セキュリティーについて話したりしてほしいと述べた。