仙台の楽器店に「笹かまぼこギター」  本物の「笹かま」を並べてみた

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   宮城県仙台市の中心部にある「山野楽器仙台店」では、ショーケースに入った巨大な「笹かまぼこ」が出迎える。

   ここは楽器店なのに、なぜ宮城の名物グルメが置かれているのか。よく見ると、6本の弦がピタリと張られている。そう、これは笹かまぼこ型エレキギターなのだ。

  • 本物の笹かまぼこ(左)そっくりの笹かまギター(右)
    本物の笹かまぼこ(左)そっくりの笹かまギター(右)
  • 笹かまギターは1本75万6000円
    笹かまギターは1本75万6000円
  • 裏面にも焼き目がしっかりついている
    裏面にも焼き目がしっかりついている
  • ギターが置かれている山野楽器仙台店
    ギターが置かれている山野楽器仙台店
  • 本物の笹かまぼこ(左)そっくりの笹かまギター(右)
  • 笹かまギターは1本75万6000円
  • 裏面にも焼き目がしっかりついている
  • ギターが置かれている山野楽器仙台店

実際にバーナーで「焼き入れ」 再現度の高さにビックリ

   楽器販売チェーンの山野楽器(東京都中央区)が開発した「笹かまギター」は、ギター本体の「ボディ」と言われる部分と上部の「ヘッド」と言われる部分にそれぞれ笹かまぼこがデザインされている。

   白く面長なボディには表面、裏面ともに茶色い焼き目が入っている。実際にバーナーを当てて焦がしたもの。近づくと、まるで今にも魚の香ばしさが漂ってきそうだ。

   笹かまギターの制作協力者となった阿部蒲鉾店(宮城県仙台市)の看板商品「阿部の笹かまぼこ」を「笹かまギター」の横に並べてみた。ボディの部分はおおよそ20倍ほどのスケール差があるが、サイズ感を除けば、少しいびつな楕円形といい、シンメトリックな焼き目といい、再現度の高さが更によくわかる。

   店頭で展示される笹かまギターは「写真撮影OK、SNSへの投稿歓迎」。記者が訪れた2019年4月29日にも、ギターの前に立ち止まって写真を撮る人の姿が見られた。

   なお、笹かまギターは、れっきとした「商品」だ。価格は75万6000円(税込)で、1本190円で買える「阿部の笹かまぼこ」と比べると、約4000倍高い。

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