遺伝情報を提供するとポイント付与 個人と企業を繋ぐ新プラットフォーム

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「意図しない形で遺伝子情報を運用されることはない」

   一方、個人側は協力した研究・開発の内容に応じて「GeneLife Reward Program(ジーンライフ リワード プログラム)」を通じ、「ポイント」を受け取れる。現在の用途はジェネシスヘルスケア・ジーンライフの公式ウェブサイトでの商品交換のみだが、中西氏によると年内には他のポイントプログラムへのポイント変換も可能になる見込みだ。

   そのほか個人が得られるメリットとして、中西氏は、

「情報提供に際しては都度合意を鉄則としているため、意図しない形で遺伝子情報を運用されることはない。自分の情報が誰に、何を使われているのかがわかる」

と話し、倫理面にも配慮したサービスであると示した。さらに質疑応答で「個人の遺伝情報流出の可能性」を問われると、中西氏は「データは暗号化し、外部との接点を断った自社サーバー内で厳重に保管している」とし、利便性だけでなく遺伝情報提供に際しての安心感も追求している点を強調した。

   なお、4月25日に公開されたのはジェネシスガイアのモバイルアプリ「先行配布版」で、対象はジーンライフの利用者5000人。一般向けの完全版提供開始は6月中を予定しており、初年度の利用者目標数は30万人と定めている。

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